酒田・飛島再び医師不在 診療所の野口氏、来月退任
酒田市の飛島にある市立診療所の野口健一医師(55)が、2月末に退任することが28日明らかになった。島は1年半近く医師不在が続き、2013年9月に野口医師が着任して解消した。市は当面、テレビ電話による遠隔診療と医師派遣で対応する。
市健康課などによると、診療所の看護師2人のうち、1人が昨年5月、残る1人も11月に退任した。野口医師は2人目の看護師が辞める直前に市に退任の意向を伝え、今月24日に退職願を提出した。
野口医師は24日の住民説明会で「看護師不在で業務過多となったほか、プライベートな理由が重なった」などと説明したという。
市は3月以降、本土の医師にテレビ電話を使って遠隔診療をしてもらう。4~10月は曜日を限定して医師を派遣する。診療所には現在、1週間交代で看護師を派遣しており、2月1日付で山形県外から常勤看護師が着任する予定。
野口医師は茨城県出身。長野県内の病院から飛島に着任した。