審判を務めていた大相撲の浅香山親方(元大関・魁皇)が、落下してきた力士の直撃を受けて負傷した。
幕下の隠岐の富士―天風との一番で、土俵から落ちてきた力士が浅香山親方を直撃。右の股関節付近を痛めた親方は、腹ばいになったまま苦悶(くもん)の表情でしばらく立てず。その後、車いすで両国国技館内の相撲診療所に直行した。「足を開いていたのを閉じようとしたら、その上に落ちてきた。右の股関節。音がしたので切れたと思う。右はやったことない。紋付きで(診療所に)行くなんて」と痛みをこらえながら苦笑い。
現役時代は腰痛など多くの負傷に悩まされてきた元魁皇。親方になっても、思わぬアクシデントに見舞われてしまった。