大相撲夏場所は中止
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日本相撲協会は4日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、24日に初日を予定していた大相撲夏場所(両国国技館)の中止を発表した。
日本相撲協会は4日、大相撲夏場所(24日初日、東京・両国国技館)の中止を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、政府が緊急事態宣言を31日まで延長したことを受けての措置。相撲界では高田川親方(元関脇安芸乃島)や十両白鷹山らが感染した。
本場所の開催中止は、戦争で被災した旧国技館の改修が遅れた1946年夏場所、八百長問題に揺れた2011年春場所に続いて3度目となる。
八角理事長(元横綱北勝海)は「大相撲をお見せできる日が先になってしまい、大変残念だが、開催できた暁には、精いっぱいの迫力ある相撲をご覧いただけるよう、これからも取り組んでいく」との談話を出した。
2週間延期し、7月19日初日で予定されていた名古屋場所は、協会員が移動して長期滞在することなどによる感染リスクを抑えるため、「特別開催」として両国国技館へ会場を変更し、無観客での実施を目指す。秋巡業の中止も発表された。
◇新型コロナウイルスをめぐる相撲界の動き
2・28 尾車事業部長が春場所は「通常開催はできない」と表明
3・ 1 臨時理事会で春場所の無観客開催が決まる
8 無観客の春場所が初日
15 千代丸が高熱のため休場
17 千代丸、PCR検査の結果は陰性
22 春場所が千秋楽を迎える
26 理事会で夏場所の開催方式を議論、稽古総見は中止に
10 幕下以下力士の新型コロナ陽性が判明。角界では初
25 相撲協会が高田川親方、白鷹山ら6人の感染を発表
27 当初予定通り、夏場所番付発表を実施
30 相撲協会が高田川親方、白鷹山らの退院を発表
5・ 4 夏場所の中止決定を発表