夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

けっして、「人ごと」ではない現実と、番組の今後を問う

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長門・南田夫妻に見た、老老介護の現実と、ドキュメンタリーの背負うもの

 本題の前に、プロ野球沢村賞」に、東北楽天の岩隈投手が選ばれで物議をかもし出している。
 沢村賞の選考基準をクリアしている北海道日本ハムの、ダルビッシュ侑投手がもれた。主に、「この時代に21勝揚げる難しさを選んだ」というのが理由だが、この賞にかけた意気込みを踏みいじるのでは。五輪当番も勘案して欲しいという中、世論は「過去にもあるように、二人同時でもいいのでは」という声もあるが・・・

 オイラ的に見て、ふたつの理由がある。一つは、同一リーグから二つはどうか。ちなみにこの賞はかつてはセントラルリーグのみだった。
 もう一つは、こっちが大きいと思うが、「五輪で結果を出していない。」という点だ。
 五輪に出場した経緯を差し引いてもものすごい数字だが、やはり肝心の大会で結果が出ていない。金が取れていないというのがネックなのではと。

 どうだろうか。日本にはもう敵はいない気がするし、いっそ来シーズンは海の向こうに早くも渡ってしまうか、今年のリベンジを達成してから、来オフに向こうに行ってしまっては。
 オイラは大リーグに「行く」というのは余り好きではない。しかし、アレだけの素質があれば、あとは本人の貪欲さ次第で向こうで活躍できると信じているし、あっちでサイ・ヤング賞だかペヤング焼きそば賞でもとったほうが彼のためになる気がする。
 日本球界の宝だからこそ、誇りを持って一流投手としていって欲しい。


 前置きが長くなったが、俳優長門裕之の妻で女優の南田洋子さんが、認知症にかかっていたという衝撃的な番組「報道発ドキュメンタリ宣言」が、22.9%をとったことがわかった。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/ratings/?1225851270
ヤフー記事より
http://www.tv-asahi.co.jp/d-sengen/story.html
「~女優・南田洋子がテレビから忽然と姿を消した理由~」 - 動画も。テレビ朝日「報道発 ドキュメンタリ宣言」

 二つの点からおいらは見ている。一つは「番組」として。
 この手の番組は深夜の「NNNドキュメント08(日テレ)」や、早朝の「テレメンタリー(テレ朝)」「ザ・ノンフィクション(フジ)」『一部地域では放送時間が違います』では取り上げてきていたが、ゴールデンタイムに、しかも報道部が製作という、NHKのような番組である。
 その辺が重みの感じられる、まして夫長門さんが全てを見せる、忽然と消えた洋子はいまこうして懸命に生きているというメッセージが、いずれ訪れる「老い」と、自分にもおこりえる「認知症」という現実を移した点で高く評価出る。
 しかし、いきなり大きい数字を取ると後が怖い。いくら報道部主導の製作とはいえ「もっといいもの」、「数字の取れるもの」と追いかけると、いずれぼろが出る。
 報道部製作主導というのは、製作を系列外に発注せず、関連会社を通じて行うものであり、「経費削減がうんだ番組」でもいえる。大事に、「今」を伝えて欲しい。
 今回この取材では、スタッフの配慮が最大限あったとブログであったので、公式サイトを読んでほしい。


 内容から見ると、記事の書き込みにあったので「介護保険などは所詮意味のないもの」というのが改めてよく分かる。
 特に介護。するほうも、されるほうも、「寂しい」というのがやはりついて廻る。特に認知症が進んで、自己意識表示が侭ならなくなる現実やなったとしても、心の中では葛藤していたものが現れたりする。好きだった夫にこんなことをさせて言いのかなど。
 するほうも、俺が見なくちゃとはわかっている。が、時に人の手も借りたい。しかし現実は夫婦で「引きごもりがち」になる場合も多い。
 時に長門も、けっして体調がいいわけではない。一度脳梗塞を起こしており、ようやく弟津川雅彦の映画で復帰してから、ようやく軌道に乗った矢先だと思う。自分もいつどうなるかだろうか、家を売ってマンションにすんだ。仕事も時代劇などで出演している。演技からはとても苦労は見えない。

 昨日の妻は今日いない。この一言でしょう。しかし、互いに仕事で出来なかった「夫婦水入らず」は、いくらでも取り戻せると思う。
 しかし認知症に効く薬とか、開発できないものだろうか。