プロ野球の大洋、ヤクルトで監督を務めた関根潤三さんが死去したことが9日、わかった。93歳だった。
関根さんは1927年3月15日生まれ、東京都出身。旧制日大三中、法大を経て、50年に近鉄入り。65年に巨人に移籍し、その年で引退した。
プロ入りして8年目までは投手として活躍、その後は打者転向し、通算65勝、1137安打を記録。オールスターでは初めて投手、野手両方でのファン投票選出を果たした。
引退後は広島、巨人のコーチを経て82年に大洋の監督を3年間、87年からはヤクルトの監督を3年間務めた。監督としての成績は通算331勝408敗。最高位は大洋時代の83年の3位だった。若手を積極的に起用し、人材育成面で高い評価を受けていた。