日本の陸上界の発展、強化に大きく貢献してきた福岡国際マラソンが、12月の第75回大会を最後に終了することが26日、関係者への取材で分かった。スポンサー離れなどが要因。日本陸連が同日中にも発表する。
五輪や世界選手権の代表選考レースとして行われてきた福岡国際は、1947年に「金栗賞朝日マラソン」として熊本でスタート。59年の第13回大会以降、福岡での開催が定着し、74年の第28回大会から現在の名称となった。70年代から80年代にかけては、瀬古利彦や宗茂、猛の双子の兄弟らが名勝負を繰り広げた。
昨年10月には世界陸連から「ヘリテージ」にも選出されていた。