山形県鶴岡市の海岸で20日までに、アザラシの子どもが漂着しているのが見つかった。保護した市立加茂水族館によると、北米の西海岸などに生息するキタゾウアザラシの可能性が高く、国内で見つかったのは3例目で、日本海側では初めてとみられる。
15日朝、海岸に流れ着いていたアザラシを近くの住人が見つけた。体長2.5メートル、体重273キロの雌で、頭やひれなどにけがをしている。発見時は呼吸が浅かったが、治療を受け容体は安定しつつあるという。
同館では現在、9頭のゴマフアザラシを展示しているが、漂着したアザラシの展示については「まずは治療に専念するため、白紙」としている。