気持ちの強さ溢れる取り口で若貴時代の名ヒール役とも評された元小結剣晃。
現役中に侵された突然の病魔と急死は誰より健康に気を使っていた力士にとってあまりにも残酷な仕打ちでした・・・
剣晃の四股名は、不摂生で顔色が悪かったことから「健康」を願ったもので、行司の木村和一郎が命名した。なお、「剣」という文字は「折れるもの」として不吉な意味合いがあるため、四股名を付ける時に高田川から止められたものの、剣晃は頑として譲らず「せっかく、(木村)和一郎さんが一生懸命に考えて名付けてくれた四股名だから」と、一生その四股名で通していた