絵に描いた餅か。政府「倍増計画」はうまくいくのか
灰色部分が追筆したものです自立支援法の改正案の進行具合も見えない中、早急に求められるのが「工賃の倍増」でありますな。
一般の会社の「給料」とは意味合いが違うものの、利用者は通所などをして作業所で「稼ぎ」に行くと言う間隔でいっているわけで、利用料(応益負担)を払うと、最悪大赤字と言うのが現状であり、年金ですらママならない生活になっている。
政府は、「障がい者の工賃倍増計画」を打ち出そうとしているものの、現実はむしろ「下がっている」と言うところが多い。無論、中には障害年金以上の額の工賃を得ることができる作業所もたしかにあるが、その多くが軽度の障害者で構成された作業所や、大きな経費削減(木工なら工事で切った材木を貰うなどの工面。あるいは年数回のバザーにおいて、オリジナル製品を販売)であり、比較的需要の多い都市部である。しかしそういったところであっても、安定した需要や材料の供給は間々ならず、最近の原油高も影響を受けている。
作業内容が限られてしまう重度利用者の場合や、地方の施設・作業所は1万円にも満たない工賃しか得ることができず、大きな問題となっている。これについて政府において暫定的な措置を講じるとしているものの恒久的なものとなっておらず、依然として問題は残っている。
作業内容が限られてしまう重度利用者の場合や、地方の施設・作業所は1万円にも満たない工賃しか得ることができず、大きな問題となっている。これについて政府において暫定的な措置を講じるとしているものの恒久的なものとなっておらず、依然として問題は残っている。
ただ感じるのは、依然として施設の職員が未だ理解しきれていない傾向も強い。わが施設でも、つき一回施設長の話はあるものの、内容は似たり寄ったりであり、他の職員も、「施設長がいったことが全て」の一点張りで、こちらもなかなか。しかも作業所と違い、入所施設は劇的に変わるだけに、利用者でも未だ「行くところがない」「追い出されるのか」「入所者に工賃がないのは不公平だ」「腹減った」「年も年で、自立は困難だ」「嫁が来ない」「全体像と言うか、今いる施設の方向性が見えない」「頭かじるな」などの悩みが渦巻いています。(一部フィクション)
あるいは、施設同士やハローワークとの連携、工賃倍増よりも所得そのものの保障、利用者がいくつも通ったり働けるところを選べるハード面整備も大事と思う。同でしょうか。
当ブログでは、オイラの自立するまでや、自立した後もお伝えします。