夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

その11、歯科医師過剰

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写真は、うちの施設の自販機は戦いながら買う?

お決まりの、本題に入る前の前ふりが長い。

 昨日の大相撲で、土俵の一部が崩れるハプニングがありました。ま、毎度福岡は崩れやすいのですが、NHKはラジオで「あ、土俵が割れました!」おいおいおい。スポーツ放置…もとい、報知は「土俵が壊れた!」(;´Д`)。
 簡単に壊れるかい!割れるのかよ!見てみたいけど。硬いんだよ、土俵は。四股を踏んで足跡がつかないぐらいが基本だし。みてみたいなぁ。真っ二つとか。
 かつては出来が悪くて、取り組み終了後に徹夜で作り直したことがあると聞いた事はありますけど。わるなよ。壊すなよ。

 今回は、犬も歩けば歯科医師に当たるぐらいの歯科医師過剰の問題。医師不足が深刻化になる中、歯科医師はうじゃうじゃいまして、全国に現在10万人おります。ほとんどが開業医であり、大抵地区100人単位ぐらいなら、一つはあるようなもの。ちなみに、同一地域に、歯科医院同士は70mだか空けなければならないらしい。
 この背景には、学校の定員が大幅に多いのが現状。決して儲かる商売だからではありません。ここがキーポイント。どれぐらい多いのか。
 医師は、内科・小児科・産婦人科耳鼻咽喉科・泌尿器・整形/形成・外科・脳神経外科・心臓外科・心療内科・精神科・麻酔科・眼科・皮膚科・消化器科・イカ・なんか文句あっか・やるかぁじじぃ・優香など(後半4つはフィクションです)で約8000人(将来増やす計画でも微増)にたいし、歯科は3500人前後と、一つの科としてはかなり多い。
 もう一度おさらいすると、老弱男女問わず高度成長期時代に、う蝕(虫歯)が社会問題となりはじめ、歯科医療の充実が叫ばれつつあった1960年頃、日本には歯科医師養成大学が東京歯科大学日本歯科大学日本大学大阪歯科大学九州歯科大学東京医科歯科大学大阪大学の7校しかなく、国は歯学部の新設を推進しましたの。そして65年までにまず愛知学院大学神奈川歯科大学広島大学東北大学新潟大学岩手医科大学の6校に歯学部が設置され、その後80年代前半にかけて歯学部が16校に新設・増設され現在に至っています。 2007年現在で、国立大学法人11校、公立大学法人1校、私立大学17校となっているわけよ。
 それ以降というか以前より歯科医師過剰問題の1つの要因として、歯学部新設・増設後に歯科受療率が横ばいから低下したのにもかかわらず、現存の歯学部歯学科の入学定員を減少させていないことが指摘問題なのである。
 この問題に拍車をかけたと考えられているのが、私立大学を始めとした歯学部と定員数の増加である。もちろん私立大学の中には、日本の歯科医療の基礎を築いた人材を多く輩出した大学があることは否定できず、その貢献は大きなものと言えますがしかし、恒久的な定員数の増加は社会的要請にかなったものではなく、国(厚生労働省)および日本歯科医師会は、私立大学に対して幾度かの定員減を要請しておりますが、実際の定員減はほとんど行なわれていないため、過剰スパイラルになっております。
 定員の合計は国公立が約500人(12大学)、私立が約2,500人(17大学)であり、私立の定員減が求められるのは自然なことであるが、私立大学側からは、むしろ70年頃から国の意向で創設・拡充した国公立大学の歯学部を統廃合すべきだという早急な意見があがっている。つまり、「てめぇんとこでふやせといわれたから増やしてやったのに、あまったから減らせとはふてぇ野郎だ!」でしょうか。

 利用する側から見れば、歯科医師過剰問題が話題に上がることによって、自身が罹る歯科医師を見極めることになり(あそこの方が親切だった)(あそこは待ち時間が長いからダメなど)、また歯科医師業界においても競争原理が働くことになり、個別的にみれば医院同士の切磋琢磨も促されるように考えられるため、一見それほど悪いことにないように見える。しかし、現状のような極めて過剰な状態では、一歯科医院の収益状況が悪化すると、コスト削減のために「衛生面など安全管理の不徹底」、「過剰診療」、「過剰請求」などが起こる可能性が増大する(11/18のバンキシャのように、眼科医もコンタンクとレンズ診療でダンピングなどの問題がありえなくない。例えば義歯(入れ歯)や歯並びの矯正など)。ただし過剰請求(いわゆる拡大解釈を含む)についてはその根本原因が、日本の保険医療が先進国平均価格の約1/4という異例の低料金(点数。はい、工藤さんみてますか?)で行われている点にあることは、意外と知られていないのも現実。

 保険制度は、その設立趣旨がそもそも貧民救済であり、貧しい国民が一人でも多く医者にかかれるように当初は極めて低料金であった。その後、国民皆保険になり、医科の方は命に関わることと、医師会自身の努力があって概ね診療行為に見合う点数が与えられてきたが、歯科の方は命に関わらず(例外的に、麻酔によるショック死はある。現に、知的利用者などに保護者の同意を得て全身麻酔をかけたりする際に発生するケースもある。)、国も手が回らなかったということもあり、また歯科医師会も保険点数を診療行為に見合うものにするような地道な努力をしないで自費(義歯などでは、材料によって保険外のものが多くある。金など。)などで補うという形をとってきた(自費にかかわるトラブルは、比較的多い)。しかし歯科医師過剰のなかにあって、かつてのような薄利多売的な経営方針が破綻し、自費収入が減少している事情から、料金の適正化を望む歯科医師側の強い声もある。

 こういったことにくわえて、開業するまでの資金などから大変であり、ちなみに診療台は一式200万円前後する。全てをそろえ、衛生士・技工士を雇うと、4000万前後かかる。
 余談だが、歯科技工士はいるに越したことはない。即入れ歯などの製作に取り掛かられ、完成が早い上にその場で微調整しやすい。いない歯科医院は、「技工場」とよばれる、技工士が個人で開いている製作所や、共同経営しているところに依頼して製作してもらう。
 技工士の収入は安く、サラリーマンの平均収入の2/3以下とも言われ、個人で開業した場合、最低でも3~4件の歯科医院と契約してやっと成り立つ状況である。

 なぜに技工士に詳しいか。おいらの親父がそうでした。\(^O^)/Wai

一部ウィキペディアより抜擢しました。