◆北京五輪 ▽スノーボード男子ハーフパイプ予選(9日、雲頂スノーパーク)
五輪2大会連続銀メダルで悲願の金メダルに挑戦する平野歩夢(TOKIOインカラミ)は2本目に華麗な技を連発し、1本目の87・25点から得点を伸ばし93・25点で1位で突破した。斜め軸に縦3回転、横4回転する「トリプルコーク1440」は温存した。
【写真】9位・平野海祝、兄・歩夢と決勝進出!好演技にガッツポーズ
日本勢は、今季のW杯で1勝を挙げている平野流佳(太成学院大)は2本目に87・00点を記録し3位、初出場した平昌五輪で転倒し救急搬送され、リベンジを狙う戸塚優斗(ヨネックス)は84・50点で6位、歩夢の弟・平野海祝(かいしゅう、日大)は74・75点で9位となり、4人全員が予選を通過した。
予選は2回試技を行い高得点を採用。上位12人が11日に行われる決勝に進出した。
平野歩夢「いやぁ~でも、まず1本目を決められて良かったなという安心感はあった。2本目どうするか、できるだけ上の順位を取れる意識をしたんですけど。ちょっと着地をミスして、まぁ何とかつなげたかなという。(2本目は平昌五輪でメダルを争ったようなルーティンでした)そうです。そうです。前回よりも皆が皆、またレベルアップしている。予選から1本目を決めている人達は、決勝のスタート順を気にして2本目攻めてくるのかなという。まずは良かったかなと。(2本目は滑走順は気にしたか)そうですね。1本目決まっていたので、そこはできるだけ上の位置を取りたいな、と思ってできる限り攻めたという感じですかね。(決勝でのトリプルコークは金メダル取るためには必要ですか)そうですね。皆、やってくると思うので、そこの完成度は極めたいなと思っています」