<北京オリンピック(五輪):ジャンプ>◇混合団体決勝◇7日◇国家ジャンプセンター
新種目のジャンプ混合団体で、日本(高梨沙羅、佐藤幸椰、伊藤有希、小林陵侑)は4位に終わった。
1回目で、北京五輪では最後の種目となる高梨沙羅(25=クラレ)が太もも回りが2センチ分、大きいとしてスーツの規定違反で失格した。
国際スキー連盟(FIS)の規則では「直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする」と決められている。
鷲沢コーチは「ももです。ももが太かった。2センチ大きかった。本人のせいじゃない。スタッフの確認不足というか、本人は与えられたスーツしか着ないので、これでいいと思って自信を持って飛んでいる。僕たちのミス」と話した。
国際スキー連盟の規則では、ノルディックスキー・ジャンプのスーツは選手の体のサイズに対して男子はプラス1~3センチ、女子はプラス2~4センチとフィットしていなくてはならない。
生地の厚さは4~6ミリ、通気性についても細かく規定されている。
実際には、遠征中に選手の体形が変わってしまうことがあり、もも回りや股下などの部分に余裕があり過ぎて違反となるケースが多い。スーツで最大限の風が受けられ、かつ違反にならないように、チームに同行するメーカーの担当者らがミシンを使って頻繁に調整している。