全日本スキー連盟は11日、平昌冬季五輪(2月9日開幕)代表選手を発表し、ノルディックスキー・ジャンプ男子で45歳の葛西紀明(土屋ホーム)が8大会連続8度目の代表に選ばれた。五輪本番で競技に出場すれば、冬季五輪出場が史上最多の8大会になる。夏冬通算でも、スピードスケートで4度、夏季の自転車で3度の計7度出場した橋本聖子・日本スケート連盟会長を上回り、日本選手として単独最多となる。
【昨年の全日本選手権で優勝した葛西の雄姿】
葛西は1992年アルベールビル五輪に19歳で初出場。41歳で臨んだ前回ソチ五輪は個人ラージヒルの銀、団体ラージヒルの銅と二つのメダルを獲得した。
ジャンプ男子の代表枠は5人だが、五輪では個人2種目と団体の計3種目があり、いずれも4人が出場できる。各種目の出場選手は大会時に決まる。
ジャンプ女子は、ワールドカップ(W杯)個人総合2連覇中の高梨沙羅(クラレ)と昨季総合2位の伊藤有希(土屋ホーム)らが選ばれた。