夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

何をしてもらうにしても、「感謝」と「わきまえ」を持つことが大事ではないかと

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 本日は午前中施設の車で、数人の仲間と車内からの花見を。見ごろか散りかけていましたが、初めて行ったところもあり、面白かった。
 普通なら鶴岡公園に行って縁日で買い食いしたりするが、いつになることやら。

 さて、とある私と同じ障害を持つ女性の方が、移動支援にて旅先で起こったことについてブログで書いて、炎上騒ぎになっている。
news.yahoo.co.jp
blog.livedoor.jp

 簡単に言うと旅行を計画し、無人駅から乗ろうとしたら階段があり、駅員を呼ぶにも煙たがられ、ならば「移動手段は?」と聞くとタクシーでと言われ、介護車両は事前予約がないといわれて無理と言われ、結局のところ「電車に乗れません」と言われたと。
 一般の人はアポを取って普通乗るのか。我々が不通に乗れないのは差別だ。※1障がい者差別解消法違反だと騒いでいました。
elaws.e-gov.go.jp
 私自身この方の文章を読んでいてだ、小室圭さんの一件と同じ感情を抱いてなんかうやむやな気持ちにしていたところ、障がい者でお笑い芸人のホーキング青山さんが一発で言ってくれた。
news.yahoo.co.jp
「本来なら健常者と同様に、連絡しないでもその場で普通に対応してもらえることがベストであることは間違いないし、それでこそ真のバリアフリーなわけです。

 現状はそこまでいっておらず、そのことを問題提起することは大事だと思います。

 過去には今以上に乗車拒否はあったし、私も経験したことがあります。

 でも、この20年ほどで一気にバリアフリー化が進み、今は少なくとも『事前に連絡』さえしておけば、乗車拒否されることはなくなっています。

 もちろんこれでいいわけではなく、さらにバリアフリー化を進めていくのが理想なのですが、ただ、今回の関係者の方のコメントを見ても、少なくとも『乗せ(たく)ない』とは言っていないわけで、むしろ『事前にご連絡いただければお待たせすることなく対応できる』とまで言ってくれているんだから、正直対立するのはあまり良いことではないように思いました。

 多くの障害者が障害を理由に、本来人が当然の権利として行使できることを侵害あるいは剥奪された経験があること、その悔しさや怒りを抱えて生きてきたという現実があります。それを知ってほしい、わかってほしい……こんな思いをしている障害者が多いことは同じ立場なのでよくわかります。

 一方で、『バリアフリー』といっても、あくまで理解があってこそ進むものなわけで、怒りをベースに進めようとしたら、反発を招いてしまって、結局誰も得をしないことになってしまうんじゃないかなあと思いました」
 青山さんの文面をはじめから読んでみるとわかるが、われわれの諸先輩たちが訴えて陳情してここまで便利になった。
 かなり前、「障がい者はなぜ路線バスに乗れないのか」と、集団でじつりょん行使に出て、押しかけて乗ろうとするモノグロドキュメンタリーを見たときはすごいと感じたが、そこまでではなくとも、「東京パラリンピック」にむけてかなり進んだ。
 鶴岡市では「福祉タクシー券」が、当初は16枚だったのが36枚になった。皆さんが声を出してくれたからだと感謝する。
 
 この方にあえて言うとしたら「あなた無知ですね」という。
 「炎上上等」「わきまえたくない」はわかったとして、何故無知化というと…
●「介護車両」は、当日でも時間帯(通院の少なくなる午後)など、空いていれば取れる。※ただし運転手不足から、夜間は運休している。
●列車に乗る際、路線バスなどは、ほかの乗客のことも考え、円滑に乗るために事前に問い合わせるのが鉄則。
●一番はこれでも対応してくれたJRへの感謝がない。

 何をしてもらっても感謝した方が、お互いに気持ちよく旅を続けられると思う。
 旅は道連れ世は情けねぇ。旅先の出会いは一期一会。障がい者がこういったことを問題視されるたびに、われわれほかの障がい者も同じ目線で見られるのが怖い。
 お子さんもいられるようだし、大人になられてはどうだろうか。私もまだまだ未熟だが。