こん平師匠がなくなった。
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有名人やご近所の方がなくなるたびに、不謹慎ながら「東京五輪は見られなくなったが、このコロナ禍から解放されてのびのびしたのでは」と思う。
こん平さんは37歳で真打後に師匠三平をなくして以来、一門の総領として切り盛りしてきた。「わたくしの帰りのカバンの中にはまだ若干の余裕が~」というのは、地方公演や商店の地方収録でいただいた土産を、前座の弟子たちに分け与えていたからともいわれる。
ご冥福をお祈りいたします
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医師会、薬剤師会、看護協会など主要9団体が「医療緊急事態宣言」を出し、政府に対応を迫った。
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ただあれを見ていて、看護協会が一番端っこにいることが、力関係を物語っている気がする。
医療における看護師とはわかりやすく言うと大相撲の呼出し。いろんな面で世話をし、準備をして回る。なくてはならぬ存在なのに。
さらに私は、このつぶやきを見て、実はコロナがくるもこないも、医療はひっ迫ていたという感じがした。
これ、元々が脆弱だったところを今まで目をつぶってきて、そこに新型コロナがあらわれた結果でしょう。なぜ脆弱だったってのも考えないと。 / “日本医師会などが「医療緊急事態宣言」 | 共同通信” https://t.co/Y0D7PVid4I
— mosrite(ステージに立ってない)owner (@mosriteowner) 2020年12月21日
つまり、例えば国は医療費の伸びを抑えたく、去年の春先ぐらいには公立病院などのベッド数削減を通達していたり、病院の統廃合を促していた。
市立病院という市民のための病院が、ベッド数200以上だと紹介状なしでは負担がかかるという本末転倒。医師不足で地方の病院はほかの大学病院から派遣して成り立っていたものが、派遣元の大学病院すら医師不足となって引き上げさぜるをぇなかったり。職員・看護師不足で1週間の診療ができなくなった診療所もある。
大阪ではふたつの赤十字病院の予算削減や看護学校の廃止を決定していた。
わが鶴岡市でも、正看護師の資格が取れる学校を定員20から、准看護師学校の廃止に伴って10増やす方針を打ち出したものの、いまの20人の枠が埋まっていないという。つまり県内外のほかの看護学校を受講し、卒業は都市部へ就職の流れが止まらない。
団塊の世代が後期高齢者になり、ますます医療に重きを置くはずが、真っ先に切られてしまい、そこへ今回の新型コロナ感染大流行にあだふたしているという、てめぇがてめぇの首を絞めている悪循環になっている気がする。
助かる命すら助からないというのは、じつはそこまで来ていたのかもしれませんよ。