大手電力10社のうち、中部電力など4社が2021年2月の家庭向け電気料金を値上げする見通しであることが16日、分かった。火力発電の燃料になる液化天然ガス(LNG)価格が上がったため。大手都市ガス4社はLNG価格上昇で全社が値上げするとみられる。
1月と比べ標準的な家庭の電気料金の値上げ幅が最も大きいのは中部電力の18円。東京電力13円、関西電力7円、東北電力6円と続いた。
値下げは5社で沖縄電力16円、北海道電力14円、北陸電力と四国電力はそれぞれ10円、中国電力8円の見込み。九州電力は横ばい。LNGを使った発電の割合が大きい電力会社で値上げとなる。