北海道は、旭川市で新型コロナウイルスの感染が拡大し医療機関のひっ迫が続いていることから12月8日午後5時、自衛隊に災害派遣を要請しました。
これを受け岸防衛相は午後5時45分会見を開き、自衛隊に対し災害派遣命令を出すとともに早ければ8日中にも自衛隊の医療支援チームを旭川市に派遣することを明らかにしました。
陸上自衛隊北部方面隊の看護官5人からなる医療チーム2チーム計10人を派遣し、レッドゾーンを含む病床での看護業務にあたるということです。
道などによりますと派遣期間は8日以降、2週間程度の予定で、クラスターが発生している旭川市の吉田病院と北海道療育園に派遣される見通しです。
人口約33万人の旭川市では8日も、過去最多となる50人が感染し、6人が死亡するなど感染拡大が深刻化しています。