鶴岡のタクシー会社が破産申請へ
06月04日 21時06分
鶴岡市のタクシー会社が先月末までに事業を停止し、破産申請の準備に入ったことが分かりました。民間の信用調査会社によりますと、新型コロナウイルスの影響による県内企業の倒産は２例目です。
自己破産を申請することになったのは、鶴岡市のタクシー会社「ハイヤーセンター」です。
東京商工リサーチと帝国データバンクによりますと、昭和４１年に「アサヒハイヤー」として設立され、その後、地元のタクシー会社と合併して、鶴岡市内を中心に営業を続けてきました。
ピーク時の売り上げは、およそ４億５０００万円に上りましたが、その後、景気の悪化や人口減少などで売り上げが低下し、去年１２月期にはおよそ１億４０００万円にまで落ち込んでいました。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、利用客が急激に落ち込んだことで、極度の経営不振に陥り、先月末に事業を停止したということです。
近く山形地方裁判所鶴岡支部に破産申請を行う見通しで、負債総額は１億円を超えると見られています。
新型ウイルスの影響による県内企業の倒産は、米沢市で土産物店を経営していた会社に続いて２例目だということです。
