ロシア・ワールドカップ（W杯）のグループF第3戦、前回王者ドイツが韓国相手に後半アディショナルタイムの2失点によって0-2で敗戦。グループ最下位で同国史上初の1次リーグ敗退という悲劇となった。母国ドイツメディアも「悪夢」「歴史的な敗退」と速報した。
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4カ国全てに決勝トーナメント進出の可能性が残されたなかで第3戦を迎えた激戦のグループF。同時キックオフの2試合はいずれも0-0でハーフタイムを迎えた。この時点ではドイツも2位につけていた。
しかし、後半に入ると第2戦でドイツに1-2で敗れていたスウェーデンがメキシコ相手に3得点。攻撃陣が爆発し、自力で決勝トーナメント進出の切符を手にした。
こうなるとドイツは勝利が必要になったが、攻撃陣はフィニッシュの精度を欠き、最後までゴールが遠かった。
すると後半アディショナルタイムにセットプレーから韓国DFキム・ヨングォンに決められて痛恨の失点。後がなくなり、GKマヌエル・ノイアーも攻め上がるパワープレーを仕掛けたが、その隙を突かれて韓国FWソン・フンミンに追加点を許して万事休す。0-2で敗れ、グループ最下位で大会を後にすることになった。
ドイツメディアにとって「W杯の悪夢」に…
この結果、2002年日韓大会のフランス、2010年南アフリカ大会のイタリア、2014年ブラジル大会のスペインに続いて過去5大会で4度目となる前回王者のグループリーグ敗退が現実した。
19度目の出場となったドイツだが、1次リーグ導入以降では史上初の1次リーグ敗退となった。ドイツ紙「ビルト」は「W杯の悪夢」と見出しを打って母国の敗退を速報した。「ドイツのW杯史上最大の屈辱」とまで評されている。
ドイツ誌「キッカー」も「歴史的な敗退！ 王者ドイツが姿を消す」と報じた。その衝撃がドイツ中を駆け巡っている。
