スケート連盟(ISU)は16日、スペインのセビリアで6月4~8日に開く総会で審議する議題を発表し、フィギュアスケートではフリーで跳べる4回転ジャンプを1種類につき1度に制限する改正案が入った。技を評価する出来栄え点(GOE)を、現行の3点からマイナス3点まで1点刻みの7段階から、5点からマイナス5点までの11段階に拡大する案も審議する。
4回転ジャンプはこれまで2種類までは単発と連続ジャンプで2度組み込めた。プログラムの多様性を確保しながら、多くの種類の4回転を跳べる選手が有利となることが改正の狙い。
ペアでは世界選手権でフリーに進める枠をショートプログラム上位16組から上位20組に拡大する改正案が入った。アイスダンスではショートダンスからリズムダンスへの改称を審議する。
スピードスケートと、スピードスケート・ショートトラックの四大陸選手権新設も検討する。