夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

夜だるまスポーツ

◆旭天白鵬の雄姿5年半 交代

 新春を寿(ことほ)ぐ、大相撲初場所が始まった。日馬富士の暴行事件に立行司式守伊之助のセクハラ問題と不祥事が続いた大相撲だが、前売り切符は完売するなど、今場所も「満員御礼」が続きそうだ。

 国技館の天井近くの壁面には計32枚の優勝額が飾られており、年3度の東京場所ごとに2枚ずつ新しいものに置き換えられていく。

 初日前日の13日朝。5年半前に飾られた2枚が取り外され、昨年秋場所日馬富士九州場所白鵬のものに入れ替えられた。

 外された1枚が、旭天鵬の額だ。2012年夏場所栃煌山との優勝決定戦を制した、あの涙の初優勝を思い出す相撲ファンも多いのではないだろうか。

 旭天鵬の優勝額は、国技館の西の花道からよく見える位置に飾られていた。友綱親方となった旭天鵬は、「あの額にずいぶん励ましてもらったんだ」と振り返る。優勝後、40歳を過ぎた旭天鵬は新たな場所を迎えるたびに体力の衰えを感じていたが、取組前に自らの額を見上げ、「俺は賜杯(しはい)を抱いた男。無様な相撲は取れない」と気力を振り絞って土俵を務めていた。

 縦3メートル以上、畳4・5枚ほどの大きさがある優勝額は、一般の事務所や家屋には入らない。力士の母校や地元の役場などに飾られるケースが多いが、モンゴル出身の旭天鵬には、日本には母校も地元もない。

 以前から世話になっているという京都・宇治の神社に引き取ってもらうという。「ずっと飾ってくれるっていうから」

 5年半で入れ替わる優勝額。実は、あと1年半で国技館から消えてしまうものがある。

 かつての優勝額は3枚の白黒写真をつなぎ合わせ、絵の具で色をつけていた。1951年から60年以上にわたり、彩色家の佐藤寿々江さんが手がけてきた。4年前、高齢を理由に引退。2014年初場所から、優勝額はカラー写真に切り替わった。

 1年ほど前に佐藤さんは88歳で亡くなった。生前、「私にとって人生そのもの」と語っていた作品は、東方の壁面を飾っている8枚のみ。来年5月の夏場所前に国技館から消える。