◇大相撲夏場所 千秋楽(2018年5月27日 両国国技館)
大相撲夏場所千秋楽は27日、両国国技館で行われ、結びの一番で横綱・鶴竜が白鵬を下して14勝目。自身初となる2場所連続5度目の幕内優勝を果たした。
鶴竜は4日目に松鳳山に不覚を取ったが、その後は安定した内容で白星を重ねた。14日目には1敗で並ぶ栃ノ心との直接対決を制して、今場所初めて優勝争いの単独首位に立った。
栃ノ心が敗れるか、栃ノ心が勝っても鶴竜が白鵬に勝てば、鶴竜の2場所連続5度目の優勝が決まる状況で千秋楽を迎えたが、栃ノ心が勢を下して13勝目。自らの取組で優勝を決めた。
立ち合いで前まわしをつかんだ鶴竜は終始、優勢。白鵬も土俵際で粘ったが、最後は頭をつける鶴竜の厳しい攻めの前に力尽きた。
大関昇進が確実となった栃ノ心は優勝とはならなかったが、13勝の活躍で3度目の技能賞と6度目の敢闘賞を受賞した。