専門家「プレート内部の地震か」
6月20日 23時59分
20日午後11時27分ごろ、大分県で震度5強の揺れを観測した地震について、地震のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の古村孝志教授は「地震のメカニズムや深さから考えると、陸側に沈み込んでいるフィリピン海プレートの内部で起きた地震と見られる。熊本地震のように浅い場所の活断層で起きた地震ではなく、心配されている南海トラフの地震のようにプレート境界の地震でも無い。マグニチュードはそれほど大きくないが、震源の真上に当たる地域では局所的に揺れが強くなった可能性がある」と話しています。
そのうえで、「熊本地震のように周囲の地震活動がすぐに活発になるとは考えにくいが、今後、同様の地震が増えていかないか、注視していく必要がある」と指摘しています。