5月に50年間出演を続けた日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜・後5時半)を勇退した落語家・桂歌丸(79)が、腸閉塞治療のため再入院することが27日、わかった。
落語芸術協会が発表した。正式な病名は「上腸間膜動脈症候群(十二指腸狭窄症)」。
歌丸は26日に東京・新橋演舞場で行われた「桂歌丸芸歴65周年記念落語会」に登場し、ひとりで口上を披露。「噺家を卒業したわけではございません」「息の続く限り取り組んで参りたい。息の続く限り落語家としての桂歌丸を見ていただきたい」と生涯現役を宣言していた。
治療方法や入院期間は今後の検査によるため未定。29日に群馬・大間々で行われる「祝・桂歌丸芸歴65周年“夏の特選大落語会inながめ余興場”」は中止とし、31日の新宿末廣亭「末廣亭余一会」と8月3日の横浜にぎわい座「鯉栄・圓満・可風真打昇進披露公演」の出演は取りやめる。その間のテレビ収録などの仕事も休むという。
関係者によると、8月11日からの国立演芸場8月中席に向け万全を期すため治療に専念するための入院で、「また皆様のもとにすぐに戻ってまいります」と、復帰を目指しているという。