今月17日に亡くなった声優の水谷優子さん(享年51)が担当していたフジテレビのアニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・00)のお姉ちゃん(さくらさきこ)役は、声優の豊嶋真千子が後任を務めることになった。水谷さんの最後の出演回となった29日、同局から発表された。豊嶋は6月5日放送分から登場する。
豊嶋は「大好きな『ちびまる子ちゃん』という作品で、2代目お姉ちゃん(さくらさきこ)役を演じさせていただけること、大変光栄に思います。緊張する気持ちもありますが、スタッフの皆様、キャストの皆様と一緒に、水谷さんからのバトンを受け継いで、自分らしく精いっぱい演じていきたいと思います」と意気込んでいる。
豊嶋はNHK「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」ナレーション、フジテレビ「ゲゲゲの鬼太郎」ろくろ首役などで知られる。
同局の狩野雄太プロデューサーは「豊嶋さんの声は、お姉ちゃんらしい明るさと強さ、そして、まる子を包み込む温かさを感じられ、イメージにぴったりでしたのでスタッフの総意で2代目お姉ちゃんを豊嶋さんに決めさせていただきました」と起用理由を説明。「これからは豊嶋さんならではの新しいお姉ちゃんを演じていただけると期待しております」と話している。
水谷さんは「ちびまる子ちゃん」に1990年1月7日の初回放送から登場。4月22日まで「ちびまる子ちゃん」のアフレコ収録に参加。今月22日と29日の放送分は収録済みだった。