スーパーのヤマザワ(山形市、板垣宮雄社長)は23日、第54期(2015.3.1~16.2.29)の経営方針発表会を本社で開いた。54期は、総菜やプライベートブランド(PB)商品の売り上げ構成比を高めるなどして粗利益率の改善に努め、増収増益を目指していくことなどを確認した。
発表会には県内外の全店長や本社の幹部社員らが出席。山沢進会長があいさつに立ち、「販売力の強化」「商品力の強化」「生産性の向上」「出店開発推進と既存店活性化」「やる気の教育」の重要性を強調。「いかに商品を絞り込んで、お客さまのために価値ある提案ができるかが問われる。変化に対応するためのスピーディーな実行力と、基本を守りながらも個店の知恵を出すことが重要だ」と述べた。
続いて板垣社長が経営方針を説明。その中で、総菜の売り上げ構成比の目標を13%以上とし、店舗ごとに商品構成や売り方などを工夫して極力値下げせずに売り切ることで粗利益率をアップさせていくことや、PB商品の売り上げ構成比を15%に近づけていくことなどを指示した。また、県内4店舗、県外2店舗をモデル店と位置付け、さまざまな取り組みの成功事例を他店に水平展開していく考えも示した。
期中の設備投資関係では、新庄宮内店(新庄市)と荒井南店(仙台市)を新規出店するほか、寒河江プラザ店(寒河江市)とくしびき店(鶴岡市)を移転新築。長井店(長井市)長命ケ丘店(仙台市)中田店(同)新庄店(新庄市)の改装を予定している。