この場をお借りして、工藤様、気をつかわねーでがんばってな。ほか、コメントいただいた方、ありがとうございました。虎之助さんもがんばって。
準備不足か読みが甘いか。
「地域生活への移行」というのが、昨今におけるチャレンジドの最大の目標でもあり、また、わが施設においてもわーわーどんどんジャンジャンバンバンとはっぱかけて行い、これまで5人(退所者含む)がでて通所しています。そんな中、一人が再び入所することになり、今日、空いた部屋に入りました。
その方は病気の後遺症で半身麻痺ではあるものの、身の回りのことは可能な上、頭もしっかりしていたさらに、車の運転もすることから、じりつしてもさしつかえないと判断「された」のでしょう。
しかし、実際は満足に食事をしていなかったのかやせ細り、休みがちになりました。原因は『コミュニケーション』の不具合でした。
その方は唯一、「しゃべることが出来ない」ため、会話は筆談かジェスチャー、メール(ケータイ画面に用件を書き込んでみせる)等でした。しかし、いく先々で通じるはずがありません。
また、しゃべれないのがコンプレックスなのか、施設内でも積極的に仲間に入るタイプではなかったので、結果として住んでいた借家同士の近所付き合いもうまく行かなかったようです。
職員の間でも、かつて「一人暮らしでしゃべれないから、もしものことがあったら」と心配していたものもいましたが、結果として現実になりました。
こういった事態は防げたはずである。悪く言えば初めからわかっていたはずであり、ヘルパーを入れるとか、FAXをつけるとか、何らかの準備をもっときちんとサポートしてやるべきではないだろうか。勿論当事者本人の意見が尊重されるべきではあるが。
施設生活と違い、何かと不便さは生じてくるのは仕方がない。具合悪いとき、自分で病院へ連絡し、自分で行く手段を確保したりと、「独立」も大事ではあるが、そういった人並みの生活を営めるようなサポートをしたうえて、「では後は自分で」というふうに、持っていくのが大事じゃないですかね。
ただここへきてもなおかつ、職員が戸惑ってている勘が感じられる。施設という中にいると、たとえケース担当として利用者5~7人程度を受け持ったとしても、そのほかに係りや役割などがあり、手が回らない(力量がない職員も居る)というのが現実にある。せめて「職員削減」ではなく、中のみの職員、地域生活担当専門の職員という風な「増員」が必要ではないでしょうかね。いかか?