トッテナムは19日、ジョゼ・モウリーニョ監督を解任したことを発表した。 これまでにポルトやチェルシー、インテル、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドなどを率いてきたモウリーニョ監督は、2019年11月にマウリシオ・ポチェッティーノ監督の後任としてトッテナム指揮官に就任。2019-20シーズンは6位フィニッシュだった。 2年目の今季は序盤の好調で一時は首位に立っていたものの、第20節からの6試合で5敗を喫するなど失速。カラバオカップでは決勝に進出したものの、先月にはヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16でディナモ・ザグレブを相手にファーストレグでの2-0をひっくり返され、2戦合計2-3で大会を後にすることになった。 さらに、直近のリーグ3試合でも1分け2敗と勝利から遠ざかり、チームはチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ウェスト・ハムと5ポイント差の7位に。25日にマンチェスター・シティとのカラバオカップ決勝を控える中、クラブは2023年までの契約を締結していたポルトガル人指揮官の解任を決断した。トッテナムでの成績は44勝19分け23敗だった。 トッテナムのダニエル・レヴィ会長は声明の中で、「ジョゼとコーチングスタッフはクラブの最も困難とも言える一つの時期に共にいてくれた。新型コロナウイルスのパンデミックの状況下でもジョゼは真のプロフェッショナルであることを示した。個人的にも共に仕事ができて幸せだったが、想像のように物事が進まなかったことが残念だ。彼はいつでもここで歓迎されるし、彼とコーチ陣の貢献に感謝する」と述べた。 なお、現時点で正式な後任は未定で、チームの指揮は暫定的にコーチのライアン・メイソンが執る。後任候補としては、RBライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督や元ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ氏、クラブレジェンドのレドリー・キング氏らの名前が噂として挙がっている。