2021-04-13 夜だるま速報/訃報 日本相撲協会は13日、元関脇麒麟児(本名垂澤和春氏)が3月1日に多臓器不全のため死去したと発表した。67歳だった。昭和28年生まれで、「花のニッパチ組」の1人として、北の湖、2代目若乃花らとともに土俵をわかせた。語り草なのは75年夏場所8日目の天覧試合だ。富士桜との計108発の突っ張り合いを披露。昭和天皇が身を乗り出すほどの激しい相撲だった。76年春場所では11勝を挙げ、殊勲賞と技能賞を獲得。翌場所で関脇に昇進した。88年秋場所限りで引退。年寄北陣を襲名。18年3月に日本相撲協会を退職していた。