ヤクルト・近藤一樹投手(37)と坂口智隆外野手(36)が19日、近鉄時代にチームメートだった巨人・岩隈久志投手(39)の引退発表を受け、球団を通じてコメントした。
近藤「岩隈さんが近鉄バファローズのエースとしてブレイクした年のドラフトで、細身で長身でスラッとしてスケールは違うけど同じタイプになるのではないかと岩隈さんの担当スカウトの方の意見もあり、僕も近鉄にドラフトで指名されたと聞いておりました。入団してからはチームのエースとしての野球に対する取り組みや投げ方をまねたり、トレーニングなど大切な経験をさせていただきました。チームがお互い離れてもパリーグで対戦もしましたが、スケールの大きさはかけ離れていてずっと尊敬してみていました。球場で練習の時、お会いしても僕の身体の事を心配してくれて感謝しています」
坂口「僕が近鉄バファローズに入団した時にはエースと呼ばれる存在だったのに寮で新人の僕に大変優しく接して頂いて、すごい選手なのに本当に優し人なんだと感じたのが一番の思い出です。岩隈さんは楽天に、僕はオリックスにいって対戦もたくさんしましたし、思い出もありますが、人間的に素晴らしくこんな人柄になりたいと感じたのが一番の思い出です。長い現役生活本当にお疲れさまでした」
岩隈の引退により、2004年に消滅した近鉄でプレー経験がある現役選手は、近藤と坂口の2人だけになった。