東海大は17日、神奈川県内で会見し、硬式野球部を無期限活動停止処分にすると発表した。複数の部員が大麻使用が発覚した。
山田清志学長は「寮内での大麻らしき薬物使用の疑いあり、調査の結果複数名の使用が判明した。事態を重く受け止め、硬式野球部を無期限の活動停止処分にした」と述べた。
今秋の首都大学リーグ戦の出場辞退を申し出て、受理された。
山田学長は「逮捕には至っていないが、警察の捜査に協力し、大学としても調査して全容の解明に全力を注ぎたい」とした上で「信頼を裏切る行為になりましたこと心よりお詫び申し上げます。誠に遺憾で責任を痛感しております」と陳謝した。「決して起こらぬよう全学生に啓蒙活動を実施したい」と述べた。全学生にも調査を進めていくという。
10月9日午後、大学あてに電話で通報があり、平塚警察署に相談。野球部部長中心に学内調査を開始した。調査の中で学生からの申し出があり、違法薬物の使用が確認されたという。学生たちは大麻だと認識していたという。
プロ志望届提出選手については、今後の対応は変わらないとしている。
伊藤栄治部長によるとこの日、安藤強監督から部員に説明。同監督は寮内で待機しており「非常に申し訳ないと言っていた。重く受け止めて、今後についても話していた」。
来春の入学が内定している新入生への対応について、伊藤部長は「誠意をもって説明してまいりたい。具体的には安藤監督と相談して、行動していきたい」とした。