国内で20日、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が東京都と埼玉県でそれぞれ1人確認され、クルーズ船関連を含めて死者が千人を超えた。2月に初めての死者が出てから5カ月余り。5月初めをピークに減少傾向にあったが、流行の再燃に伴って再び増加する懸念がある。
死者の大半を占めるのが60歳以上。年齢が高く重症化しやすい層だ。緊急事態宣言解除後に経済活動が再開され、若年層を中心に新たな感染者が増える状況が続く。無症状や軽症の若い人が家族などの高齢者に感染を広げるのが心配だ。
国内初の死者が出たのは2月13日。死者数は累計1001人となった。