【ニューヨーク=小林泰明】米衣料品大手のブルックス・ブラザーズが8日、米連邦破産法第11章(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、経営破綻したと米メディアが一斉に報じた。新型コロナウイルスの感染拡大による店舗の休業が響いた。 同社は1818年に創業した老舗で、ビジネススーツやネクタイなどのブランドとして有名。1890年代にボタンダウンのシャツを発売し、人気を集めた。日本には1979年に進出した。 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、カジュアルな服装を好む男性が増えたことで、スーツを購入する男性が少なくなり、経営不振に陥っていたという。