仏紙レゼコーは30日夜(日本時間31日午前)、日産自動車の資金を私的に流用したとする会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産の前会長、カルロス・ゴーン被告が日本を出国し、国籍を持つレバノンに入国したと報じた。ゴーン氏は4月に保釈された際、海外への渡航を禁止されており、どのような経緯で出国したかは不明。
同紙は、ゴーン被告はトルコを経由してプライベートジェットでレバノンの首都ベイルートに到着したとみられると報じた。また米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは30日、関係者の話として、ゴーン被告が現地で数日以内に記者会見を開く予定があると伝えた。