無観客で行われ、横綱白鵬が優勝した大相撲春場所千秋楽(22日、NHK総合)の関東地区視聴率が12・3%にとどまったことが23日、ビデリサーチの調べで分かった。
21日の14日目は大関昇進の期待がかかる朝乃山が横綱鶴竜との取組が注目されていたこともあり16・1%(同地区)の数字をとった。しかし、朝乃山が敗れたため優勝争いは千秋楽の両横綱対決にしぼられたのが下落の原因と思われる。
無観客での興行だったため、日本相撲協会は千秋楽の協会あいさつを全取組後に行うなど予定を大幅に変更。協会が優勝力士への副賞を辞退したこともあり、NHKも通常は放送ワク内で中継できない、行司を胴上げする「神送り」の儀式などを放送して話題になった。