大相撲春場所の21日の14日目の取組について、日本相撲協会の審判部は20日の取組の結果を踏まえて決めることになりました。
大相撲では通常、翌日の幕内の取組は、前日の取組前に決められます。
しかし、21日の14日目の取組について、日本相撲協会の審判部は20日のすべての取組が終わったあとその結果を踏まえて決めることになりました。
去年の夏場所以降、優勝争いがもつれた場合は「よりお客さんの興味のある取組を組みたい」などとして、千秋楽の取組を前日の14日目の取組がすべて終わったあとに決める対応が取られていました。
本場所14日目の取組についても、同様の対応を取るのは異例です。
春場所は12日目を終えて、前頭13枚目の碧山がただ1人1敗でトップに立ち、白鵬と鶴竜の両横綱、それに関脇 朝乃山が星の差1つで追う混戦となっています。
錦戸審判長は19日「一番でもいい取組を作る必要がある」と話していて、幕内下位の碧山を横綱 大関を含む上位陣と対戦させる可能性もあるとしていました。