陸上の長距離レースなどで多くの選手が履き、好記録が相次いでいる米スポーツ用品大手ナイキの「厚底シューズ」について、世界陸連(WA)の新たな規制で使用が禁止されると、英紙タイムズ(電子版)など複数のメディアが15日に報じた。
厚底シューズは、靴底に炭素繊維のプレートを埋め込んで反発力を高めており、一部の選手が「不公平な利益を生んでいる」として、WAに調査を求めていた。厚底シューズは男子マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)らが履き、2020年東京五輪日本代表選考のため昨年9月に行われた、マラソングランドチャンピオンシップでも多くの選手が使用して注目されていた。