女子テニスで世界ランキング4位の大坂なおみ(日清食品)は12日(日本時間13日)、3月の大会からコーチを務めていたジャーメーン・ジェンキンス氏との契約を解消したことをツイッターで発表した。大坂のマネジメント担当者も事実を認め、今季終了までは父レオナルド・フランソワ氏がコーチとなり、来季以降に向けて新たなコーチを探す方針だという。
大坂はツイッターで「私とJay(愛称)は今後、一緒にやっていくことはない。コートの中でも外でも、一緒に過ごした時間をとても感謝しているけれど、今が変化のために適切なときだと思う」といった趣旨のことをつぶやいた。ジェンキンス氏は米国テニス協会の女子ナショナルコーチをかつて務め、元世界ランキング1位のビーナス・ウィリアムズ(米)の練習相手の時期もあった。
大坂は昨年の全米オープン、今年1月の全豪オープンと4大大会の連続優勝を支えたサーシャ・バイン氏とのコーチ契約解消を2月に電撃的に発表。今度も約半年でコーチの交代に踏み切った。世界1位の第1シードとして臨んだ全米オープンでは4回戦でベリンダ・ベンチッチ(スイス)に敗れた。大坂は7月末、SNSにコーチら支えてくれる人たちへの感謝を述べ、「自分の問題が重荷になって欲しくないと閉じこもりがちな私に対し、すべてを背負い込まないでいいと諭してくれた」などと関係が良好なことをうかがわせていた。