鶴岡市は、国土地理院作成の地図上に表記されていた同市の「金峰山」を「金峯山」に変更するよう同院に申請し認められたと、20日発表した。
金峯山は市街地南方に位置し、標高471メートル。古くから信仰の山としてあがめられた。市は2016年以降、地元有志でつくる「金峯山の名称を考える会」(和田喜久男会長)や黄金、湯田川両地区自治振興会から要望を受け、今年2月に変更を申請。読み方も、同院では「きんぼうさん」としていたが、今回の変更に合わせた市の指摘により「きんぼうざん」となった。
道路標識では「金峰山」「金峯山」が混在しており、市は同日、国土交通省酒田河川国道事務所に標識更新時の「金峯山」表記を要請。和田会長は「『峰』の表記の認識が広まることを心配していた。変更は大変うれしく、ほっとした」と話した。