男子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)は5日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの錦織圭が世界ランク40位のJ・シャルディ(フランス)を6-2, 6-2のストレートで下して今季初の決勝進出を果たし、約2年11カ月ぶりのツアー優勝へ王手をかけた。
第1セット、錦織はミスを重ねるシャルディからストローク戦で主導権を握り、2度のブレークに成功して、このセットを先取。
第2セットに入っても衰えない錦織は第5ゲームでフットワークを活かしたスーパープレーを決めるなどで、シャルディのサービスゲームを破る。第7ゲームでは強烈なリターンからネットでポイントを取るなど再びブレークし、危なげなくストレート勝ちをおさめた。
決勝では、第4シードのD・メドヴェデフ(ロシア)と元世界ランク5位のJW・ツォンガ(フランス)の勝者と対戦する。
錦織が最後にツアー優勝を飾ったのは、2016年2月のメンフィス・オープン(アメリカ/ニューヨーク、室内ハード、ATP250)。ツアー決勝の舞台では現在9連敗中。