巨額の報酬を隠したとして、金融商品取引法違反の疑いで逮捕された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が、東京地検特捜部の調べに対し、「(側近に)『適法にやってくれ』と言った」などと供述していることが27日、関係者への取材で分かった。
ゴーン容疑者は黙秘せず、特捜部に自分の考えを話しているという。
関係者によると、ゴーン容疑者は報酬を隠したとされる容疑について、側近の前代表取締役グレッグ・ケリー容疑者(62)に「リーガリー(適法)にやってくれ」と頼んでいたなどと話した。特捜部の取り調べにも同様の供述をしているとみられる。