元ニッポン放送のフリーアナウンサー、深山計(みやま・はかる)さんが1日午後9時11分、直腸がんのため東京都内の病院で死去していたことが6日、分かった。64歳だった。関係者によると、8月中旬に病気が判明し、入院していた。
神戸市出身の深山さんは関学大卒業後の1976年、広島・中国放送に入社。プロ野球・広島が制した84年の日本シリーズの実況を担当した。
89年にニッポン放送に移り、プロ野球などのスポーツを担当。96年のアトランタ五輪では開会式や女子マラソン、バレーボールなどを実況した。2002年に退社し、女子マラソン五輪2大会メダリストの有森裕子さん(51)らとスポーツマネジメント会社「ライツ」を設立。同社で取締役やアドバイザーを歴任し、フリーアナウンサーとしてスポーツ実況のほか、講演会やトークショーの司会を務めていた。
通夜は9日午後6時、葬儀・告別式は10日午前11時から東京都品川区荏原1の1の2、霊源寺で。喪主は長男、拓(たく)氏。