大相撲の名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)に出場していた横綱・白鵬(33=宮城野部屋)が、4日目から休場することになった。11日に病院で診察を受け、「右膝蓋腱損傷、右脛骨結節剥離骨折の疑いで2週間の安静を要する」との診断書を相撲協会に提出した。
【写真】招待された子どもたちと笑顔でハイタッチする白鵬
病院から宿舎に戻った白鵬は「2年前の遠藤戦で痛めたところ。支度部屋で滑ったんだけど、踏ん張ったから」と説明。2日目に名古屋場所の支度部屋で足を滑らせ、バランスを取ろうと踏ん張った際に痛みが出たという。白鵬の休場は3月の春場所以来、2場所ぶり9度目。最近はケガで休むことが多く昨年9月の秋場所は左膝の不安が解消せず休場。今年1月の初場所と春場所は左足親指じん帯損傷で2場所連続休場していた。
今場所は昨年の九州場所以来の通算41回目の優勝を目指し初日から3連勝。ただ初日の玉鷲戦は土俵際まで押し込まれる場面もあり、本調子ではない状態をうかがわせていた。