日本レスリング協会は8日、栄和人前強化本部長が女子で五輪4連覇を果たした伊調馨(ALSOK)らに行ったパワーハラスメントについて、協会として伊調に直接謝罪する意向を示した。この日東京都内で開かれた定例理事会後、高田裕司専務理事が「我々も早く謝りたい」と述べた。パワハラ認定を受けて、協会常務理事でもある栄氏の解任処分案を6月23日の評議員会で議題として諮ることも改めて確認した。
高田専務理事によると、協会は所属先を通じて伊調に面会を求めているという。また高田専務理事は、栄氏が14日から開幕する全日本選抜選手権(東京・駒沢体育館)で至学館大監督として公の場に復帰する見通しであることを明らかにした。【