鶴岡市三瀬の海岸に漂着した「キタゾウアザラシ」の子どもとみられるアザラシは、16日に鶴岡市立加茂水族館が保護してから12日間が経過した27日現在も、同館での治療が続けられている。
同館によると、アザラシは呼吸も落ち着き、現在はバックヤード内の陸場で過ごす時間が多いという。朝夕と抗生剤を注射しているが、まだ餌を食べるまでには至っていない。
奥泉和也館長は「今は採血や採尿の検査結果を待っているところ。結果が分かれば、適切な治療を施すこともできる。何とか元気になってほしい」と話した。
キタゾウアザラシは米西海岸などに生息するが、このアザラシがどこから来たかは分かっていない。