宮城 栗原の山林火災で2つの地区に避難指示
5月8日 15時48分
8日昼すぎ、宮城県栗原市の山林から火が出て、消防が消火活動を行っていますが、3時間以上たった今も燃え続けています。付近の住宅数棟にも燃え広がっていて、市は午後2時すぎ、付近の2つの地区の117世帯392人に避難指示を出しました。
8日午後0時すぎ、栗原市築館上宮野の山林で、近くの住民から「火が出ている」と消防に通報がありました。
消防車14台が出て、消火にあたっていますが、火は付近の住宅数棟にも燃え広がり、3時間以上たったいまも燃え続けています。
市は、自衛隊にもヘリコプターによる消火を要請しましたが、強風のため、出動できていないということです。
警察や消防によりますと、これまでのところ、けが人や逃げ遅れの情報は入っていないということです。
現場は、山林に囲まれて住宅や田んぼが点在する地区で、栗原市は午後2時10分、上宮野の本木地区の79世帯262人と秋山地区の38世帯130人、合わせて117世帯392人に避難指示を出しました。
市は、付近の秋山集会所や築館高校の体育館を避難所として開放し、防災行政無線や広報車などで、避難を呼びかけているということです。
栗原市によりますと、火事が起きている現場近くの栗原市立宮野小学校は、全校児童129人と教職員が、午後2時ごろに近くの保育所に避難したということです。
仙台管区気象台によりますと、栗原市築館では、午前11時53分に20.9メートルの最大瞬間風速を観測していて、警察と消防が、消火活動にあたるとともに火事の原因について
調べています。