3日夕方、福岡市博多区にある病院にタクシーが突っ込み、警察によりますと6人から7人がけがをしているということです。また病院によりますと2人が死亡したということで、警察が詳しい状況を調べています。
3日午後5時すぎ、福岡市博多区大博町にある「原三信病院」の1階部分にタクシーが突っ込みました。タクシーはガラスを突き破り室内の壁にぶつかって止まりました。警察によりますと、この事故で6人から7人がけがをしているということです。また原三信病院によりますと、タクシーが突っ込んだのは病院の東館1階にあるラウンジで、2人が死亡したという連絡が入ったということです。
警察は、タクシーの運転手の男を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕し、詳しい状況を調べています。
事故を目撃した男性は、「タクシーが病院のガラスを突き破り、車体全体が病院に入っているのを見ました。男性が心臓マッサージを受けて運ばれていました。幼い女の子が『おとうさん、おかあさん』と泣き叫んでいて、両親が巻き込まれたようでした」と話していました。
病院のホームページによりますと、原三信病院は明治12年の開業で、病床数は359床、内科や外科それに皮膚科など幅広い診療科がある総合病院だということです。JR博多駅から北西におよそ2キロに位置し、周辺には商業施設やマンションなどが立ち並んでいます。