サッカーJ2・モンテディオ山形が、石崎信弘監督(58)と来季の契約を更新しないことが12日、分かった。近く発表される見通し。就任して3年目の今季、J1復帰を目指して指揮を執ったがチームは低迷し、終盤にはJ2残留争いを経験した。同社は後任の人選を進めている。
石崎監督は2014年シーズンからチームを率い、1年目から手腕を発揮。チームに前線からの高い守備意識を植え付け、4年ぶりのJ1復帰を果たし、天皇杯全日本選手権でクラブ初の準優勝に導いた。J1で戦った15年は苦戦し、年間順位が最下位となり無念の降格となった。
実績や指導力を評価され、今季も続投。だが課題の得点力不足や負傷者の穴をカバーできず、開幕から8試合連続勝利なしと苦戦。一時は盛り返して10位まで浮上したものの、後半戦は10戦連続で勝てないなど失速した。12日の第41節終了時点で10勝14分け17敗、順位は22チーム中16位。