刑法とかって、「ザル」が多い。

　しかしなんですかね。白鵬が足が痛くて歩けないぐらいだったとかで15戦全勝優勝だったり、栃ノ心が稽古中に自分の怪力に負けて吊りに行ったらあばら折って座薬さしながら激痛に耐えて三賞を獲得したりとか聞いていると、いかに周りがと思うよなぁ。

　稀勢の里も、貴乃花親方から教えられた四股の踏み方を、もっとやってほしいし、何だろ、白鵬の言うように相撲漬けじゃない遊びを身に着けてほしいよね。

　さてだ。アイドルの卵のような女子大生が、ストーカーまがいの男に襲われて重体の事件はこれはいたたまれませんな。

　先ほど被害者の女性のツイッターを見ましたが、お見舞い・励ましのメッセージに加え、フォロワー同士の口論もあったり。

　むかしからこうした事件は多々あり、美空ひばりの硫酸顔にかけられてた事件、岡田奈々、松田聖子など多々ありましたが、最近はとくにたちが悪い。

　日本の刑法「ストーカー規制法の改定」で、文章やメール、書画(写真など)を規制しても、ツイッターなどのSNS規制がない。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H12/H12HO081.htmlストーカー行為等の規制等に関する法律
（平成十二年五月二十四日法律第八十一号）より抜擢

　電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ、ファクシミリ装置を用いて送信し、若しくは電子メールを送信その性的羞恥心を害する事項を告げ若しくはその知り得る状態に置き、又はその性的羞恥心を害する文書、図画その他の物を送付し若しくはその知り得る状態に置くこと。 すること。 ぐらいしかない。

　海外では、SNS規制法もあるらしい。

　さらに所管の警察署が、ストーカー対策室に挙げておらず、その理由が「被害者がツイッターの書き込みに対してやめてほしいという相談だったため」とは飽きれる。

　もうひとついえば、被害にあわないようにするためはあっても、「SNSなどであなたが犯罪者にならないためのマニュアル」が少ない。

　こういうことをしたら、こういう心理状態になったら要注意というものがない。ドラックもそう。

　桶川でのストーカー殺人事件の教訓はどこへ。

　この規制法しかり、政治資金規正法も、寝間着や家族旅行、オークションの美術品購入も「資料」と称すれば規制に引っかからないとは、ザル法案が多いなぁ。

　被害者のご回復を祈りたい。