Ｊ２ ロアッソ熊本 リーグ戦復帰へ練習再開
5月2日 16時51分
一連の熊本地震で練習や試合ができなくなっていたサッカーＪ２、ロアッソ熊本は今月１５日のリーグ戦復帰を目指し、２日からチーム全体での練習を再開しました。
２日は選手全員と監督、スタッフが一連の地震のあと初めて熊本市東区にある練習拠点に集まり、まず、地震で犠牲になった人たちのために１分間の黙とうをささげました。
そして、避難生活で硬くなった体をランニングやストレッチでほぐしたあと、少人数に分かれてパス回しをしたり、ミニゲームをしたりしました。
ロアッソは先月１６日の地震で選手も被災するなどして、チーム全体での練習や試合ができなくなっていましたが、今月１５日のジェフ千葉戦からリーグ戦に復帰する予定です。
清川浩行監督は「練習前のミーティングで、覚悟をもって１５日の試合に臨まないといけない。周囲の支えに応えようと選手たちに伝えた」と話しました。
また、元日本代表で熊本出身の巻誠一郎選手は「生活状況が厳しい選手もいるが、サッカーで夢や希望を届けられるよう、団結して臨みたい」と話しました。
一方、ロアッソのホームスタジアムは支援物資の保管場所となっているため、復帰後２試合目となる今月２２日のホーム戦は、柏レイソルの協力を得てレイソルのホームスタジアムで行うということです。
２２日の試合会場は柏サッカー場
ロアッソは今月２２日に熊本市の本拠地、うまかな・よかなスタジアムで、水戸ホーリーホックとのリーグ戦を予定していました。
しかし、スタジアムは熊本地震の支援物資の拠点となっていることなどから、試合を開催することができないとして、開催地についてＪリーグと協議していました。
ロアッソはサポーターの安全面のほか、全国のサポーターに復興をアピールしたいとして、首都圏を中心に試合会場を探した結果、Ｊ１の柏レイソルの本拠地、柏サッカー場で２２日の午後３時から行われることになりました。
ロアッソは熊本地震の影響で、リーグ戦５試合が中止となり、今月１５日の千葉市でのジェフ千葉戦でリーグ戦に復帰する予定で、２日から熊本市内で全体練習を再開しています。
Ｊリーグによりますと、中止となった５試合をいつ行うかについては、調整を進めているということです。
